学習システム化

教材は買うのか、作るのか ― 自作に踏み切る4つの条件と、作って使わなかったもの

医学部に入ってから、市販の教材だけでは埋まらない穴があることに気づきました。講義で配られる資料は毎年更新され、試験に出る範囲は教科書の目次とは一致せず、「この授業のこの範囲を、この形式で問われる」という前提に合った問題集は、探しても売ってい...
英語表現集

オンライン授業・会議で固まらない英語 ― 音声トラブル・聞き返し・割り込みの定型表現

対面の授業なら、聞き取れなくても隣の人に小声で聞ける。板書を写している人の手元も見える。教授の口の動きも見える。ところがオンラインになると、その助けが全部消える。残るのは、音質の落ちた音声と、遅れて届く映像だけになる。私が最初の学期で一番つ...
ラテン語用語集

色を表すラテン語用語集 ― albus と niger を「見えた色」から読み解く

解剖学の用語を覚えはじめた頃、私は substantia nigra を「スブスタンツィア・ニグラ」というひとかたまりの音として丸暗記していた。黒質。中脳にある。ドパミンを作る。そこまでは言えるのに、なぜ「黒」なのかを考えたことが一度もなか...
海外医学部への道

海外医学部への荷造り ― 「何を持っていくか」ではなく「現地で買えないものは何か」から決める

スーツケースの蓋が閉まらないまま、床に座り込んで考え込む ― という時間が、渡航前の私にもありました。服を1枚入れては別の1枚を出し、参考書を積んでは崩す。3時間かけて減ったのは2キロで、そのあいだ何を判断していたのかというと、ほとんど何も...
学習システム化

講義に出る時間は、本当に元が取れているか

講義に出るかどうかを、やる気ではなく手順で決める。科目の性質による効きやすさの違い、出る回の90分の使い方、休むときに先に予約すべき「代わりの時間」、そして週の頭に使う4つの判定基準までをまとめました。
身体と心のパフォーマンス向上

試験期に筋トレが消える本当の理由 ― 週2回・1回4種目で「戻れる」設計にする

トレーニングが途切れる原因は忙しさではなく、その前の「毎回限界まで」にあります。RPE8で止める・1回4種目に固定する・消えやすい部位を先頭に置く。医学部の波の中でも戻れる筋トレの設計をまとめました。
身体と心のパフォーマンス向上

体調を崩した日の立て直し方 ― 失うのは1日ではなく「復帰の初速」

試験まで2週間というタイミングで熱を出したことがある。ベッドの中で最初に考えたのは体のことではなく、「この2日でどれだけ遅れるか」だった。結局その日は解熱するまで動けず、翌日は起きられたので取り返そうとして詰め込み、その夜にぶり返して、結果...
海外医学部への道

海外医学部の入学後 最初の3ヶ月 ― 手続きの順番と、勉強を立ち上げる時期

海外の医学部に合格して渡航した後、最初の3ヶ月ほどは「勉強していないのに、なぜか毎日へとへとになる」時期が続きます。私も同じでした。講義は始まっているのに、頭の大部分は住居と手続きと買い物に占領されていて、机に向かってもすぐ別のことを思い出...
学習システム化

医学部の教科書・参考書の選び方 ― 科目ではなく「4つの役割」で決める

医学部の教科書は科目ごとに選ぶと必ず余ります。網羅型・理解型・図譜・問題集の4つの役割に分け、役割ごとに1冊だけ持つ選び方と、買う前に確かめる3つの基準を整理しました。
ラテン語用語集

大きさ・形を表すラテン語形容詞集 ― magnus と longus を「対」と「3段階」で読み解く

解剖学のラテン語を覚えていると、あるところで急に楽になる瞬間があります。私の場合は「名詞と形容詞を分けて覚える」と決めた日でした。用語の数は多くても、形容詞の種類はごく限られていると気づいたからです。gluteus maximus(グルテウ...